入学は簡単でも、卒業が難しい
意志が強くないと続けられない
通信制大学は基本的に自宅でテキストやネットで勉強をしなければなりません。自宅で勉強をするには強い意志が必要です。通学して勉強をするなら、面倒だと思いながらも講義を聴くだけで勉強になることもあります。単位も取れるでしょう。通信制の場合は、面倒だから今日は勉強しない、と思えば勉強をしなくてすんでしまいます。勉強の最中でも、観たいテレビがあったり、友だちから連絡が来たりすれば、そちらを優先してしまう可能性もあるでしょう。そのようなことをしていたら勉強は進みません。
通信制大学を選択する場合、日中は仕事をしている人も多いでしょう。そのため勉強をする時間は夜になることも多く、疲れが出て眠くなってしまうことも。集中力がなくなれば勉強もできなくなってしまいます。勉強をする時間が限られてしまうことも多く、効率的な方法で勉強をする必要もあります。自分でスケジュールを立て、その通りに勉強を進めていかなければ卒業が難しくなります。また、テキストや参考文献などを読んでレポートをまとめるという作業も多く、分からないことがあれば自分で調べなければなりません。難しい内容だと勉強がイヤになってしまうことも。精神的にも強く、必ず卒業をするという意志を持つことが必要です。

大学の友人ができにくい
一般の大学であれば、友人がたくさんできるチャンスがあります。同じ授業を受けたり、学食で知り合ったり、サークル活動に参加したりすれば知り合いが増え、人脈も広がるでしょう。勉強だけでなく、さまざまな楽しみを得る時間があります。一方、通信制大学では昼間に通う大学生ほど友人を作るチャンスに恵まれていません。大学はさまざまな人と知り合いになることで、信頼できる友人を得たり、将来をサポートしてくれる知り合いを見つけることができたりするのも醍醐味です。通信制ではそういった楽しみや可能性は少ないでしょう。 卒業が目的なので友だちは必要ないと考える人であれば問題ないですが、人との交流を望む人にとってはすこし寂しさを感じることもあるでしょう。しかし、通信制大学でも楽しめなかったり、知り合いが全くできなかったりするわけではありません。通学して授業を受けるスクーリングなどもあり、知り合いを作るチャンスはあります。SNSなどで交流をすることもできるでしょう。ただし、知り合いを作るには受け身では難しく、積極的に交流を持つように行動しなければなりません。人見知りだったり、消極的だったりする人にとっては、友だちを作るには勇気が必要となるでしょう。
社会人として働きながら英語の教員免許を通信教育でとることができます。大学の通信課程に入ることは難しくありませんが、卒論や教職に関係のない単位取得を求める大学も多いので大学選びには気をつけましょう。